日中共通の漢字

日中言語における共通の漢字について

日本語と中国語は共通の漢字を持っています。
共通の漢字は日本人と中国人の交流に大きく役立っている反面に、誤解をもたらすこともよくあります。

共通の漢字は混和しやすいことを念頭に、次は日中の漢字について例を挙げながら、比較し、それらの特徴を以下、分類しまとめてみました。

1,同じ漢字が、違う意味を持つ

漢字 中国語での意味 日本語での意味
お母さん むすめ(娘)
検討 厳しく自己批判  
愛人 奥さん 情婦・情夫
勉強 無理して・・・をする 学問や技術を学ぶこと

日本の飲食街に出たら、"○○料理"はいっぱいあります。
この場合の「料理」は食べ物を指していますが、中国語の"料理"は全く異なる意味になります。
中国語の"料理"は「①処理する、②世話する」と言う意味になります。
中国語の「料理」は、以下のようなニーアンスの文章でも使います。
「祖父が病気になったので、私は祖父を料理(お世話する)をしなければならないです」などなど。

2、同じ漢字が、同じ意味と違う意味を持つ

ex: 「表現」について:「表現力、表現手法」などの意味は日中共通でありますが、次の例は、同じ漢字ですがその意味が違います。
他的表現不好 ⇒彼の表現が良くない。(×)
  (ここの"表現"は"態度"という意味になります。)

3、同じ漢語だが、構成が違う。次の例を見てみよう。

応答→答应  紹介→介绍
制限→限制  融通→通融  
短縮→缩短  運命→命运(運)  

4、漢字の拾い読み

漢字の拾い読みによって、意味が全く異なることになります。
次は、中国人が日本語の漢字を拾い読みにする時の例です。

例えば:有難う→難が有るという意味になります。中国語では「謝謝」です。 


・漢字の書き方が微妙に違う。(日→中)

Ex: 画→ 画   
 歩→步  
  庁→厅  
  底 →底
  写真→写真 
直接→直接

このように、日中間の漢字は似ているようで実は似ていないことが分かりました。

よって、共通の漢字とはいえ、同じ意味や同じ使え方とは限らないので、気をつけましょう。

pagetop