神戸日中交流会のご報告(実施内容概略)

直近行った交流会から順に掲載しております↓

15回目
2014年9月
テーマ:中国の概要
内容概要:中国の地図を見ながら、中国の人口や、男女人口の割合、人口が多いトップリスト5などを紹介した。
16回目
2014年10月
テーマ:
中国人とビジネスをうまくさせるには?その1
内容概要:中国人は契約を守らない、どうすれば守ってもらえるのか?中国人と友達になるコツについて経験談を話した。
17回目
2014年11月
テーマ:
中国人とビジネスをうまくさせるには?その2
内容概要:中国人と日本人は会社に対する考え方が異なること、それに関連する経験談を話した
18回目
2014年12月
テーマ:中国の正月(春節)の代表食
内容概要:忘年会を兼ねて、中華料理屋で食事会をしながら、中国の正月の代表的な食べ物とその意味合いを紹介した。
19回目
2015年2月
テーマ:中国に帰国時に見たこと
内容概要:正月に中国に2週間戻った時に見たこと感じたことを紹介。例えば:スローガンから見た現在の中国、中国の現在の農村の様子、中国の「紅包」などについて紹介。
20回目
2015年6月
テーマ:中国から見た日本
内容概要:中国人は日本・日本人についてどんな印象を持っているのか。「日本製商品」と「日本人に対するイメージ」に対して実際例を挙げながら話した
21回目
2015年3月
5月と7月
テーマ:中国語の交流会
内容概要:中国語で自己紹介し、グループを分けて中国語文章を読んで、内容の理解について話会った。そして中国語でフリートークも行う。

 

一粒中国語教室が主催した神戸日中交流会の事例紹介

下記は当中国語教室が行った神戸日中交流会の内容をいくつかを記載しますので、ご興味のある方は是非ご覧ください

第15回神戸日中交流会 2014/9

テーマ:中国の人口、慣用句から現代を見る

1)中国の諺 →知己知彼,百战百胜

日本語訳文⇒自分の事も相手の事もよく知った上で戦えば必ず勝つ(百戦百勝)。

この言葉の出典は『孫子兵法』よりです。
現在社会によっても様々な場面で応用できる重要な法則だと言って良いでしょう。
この言葉の続きは次の通りです。

自分の事を知り、相手の事を知らなければ一敗一勝。自分の事も相手の事も知らなければ、戦うたびに必然に失敗する。

2)中国の地図を見ながら、話しましょう

今回は中国の地図を見ながら、中国の現在の人口状況について紹介します。
日本の状況とも比較しながら考えていきましょう。

1)中国の人口:中国の現在の人口は13.6億人(日本の人口の10倍以上)。

その中、流動人口は2.45億人。
流動人口とは戸籍地を離れて、経済が比較的に発展している都市部などに出稼ぎの人々を指す。急増の理由は経済の発展と都市化の急進だとみられている。

2)中国人のさまざまな割合:(2013年の国家統計局のデータより)

◆男性の割合51.2%、女性は48.8%。
この割合で計算すると、男性が女性より3000万人以上多い。実際はもっと多いのではないかとの見方も 強い。実際、男女の人口の差が大きいことは人々に注目されている社会問題の一つである。
◆ 60歳以上の割合14.9%。中国は「一人っ子」政策によって、高齢者が年々増え、超高齢化社会に直面しなければならない時代が近づいている。
◆出生率は12%。
中国は1978年より「一人っ子」政策が公表されて実施してきたため、現在の少子高齢化社会に繋がっているとみられる。ただ、「一人っ子」政策は漢民族に適応する政策であり、少数民族には適応していない。なお、同じ漢民族でも農村と都市部は政策の実施が異なり、ケースによって、いくつのパターンがある。少子高齢化の社会問題を解消するために、今年は一人っ子政策の見直しをし、条件付きで緩和することを決めた。
◆都市人口は5割位。
1970年代後半に、中国は改革開放によって、都市化が進み、都市人口が年々増えてきたとみられる。

3)中国の人口・平均GDPトップリスト:(次のページに参考資料付き)

・人口が一番多い地域は広東省、1億を超える。平均GDPは6位(3万2千元、約55万円)
・平均GDPが一番高い地域は上海市(6万5千元、約110万円)、2位は北京市(5万7千元、約97万円)
・平均GDPが一番低い地域は貴州省(6千7百元、約10万1千円。人口は3500万人位)
※中国は戸籍地を基準に人口管理をしているため、平均GDPは戸籍地を持つ人が対象で、出稼ぎの 人が含まれていないと考える。

ディスカッションの内容概略とその様子

今回のディスカッションのテーマは日本人と中国人の違いについて、幅広くお話しできるようにテーマを設定しました。
参加者の皆さんは積極的に話しあい、質問しあい、聞きあい、情報共有しあいました。

台湾滞在経験のある方は自分の体験談を話し、上海滞在歴を持つ方は自分から見た中国人の行動パターンやシンガポールで出会った中国人との違いを話し、中国史を研究している研究者は最近中国に行って現在の中国の変化に驚いた話をし、よく香港に行き来している方は香港の友達をはじめ、中国人の特徴についてお話をして頂けました。

中国に行ったことがない方は興味津々で質問をしたり、面白そうに聞いたりしました。
少人数の交流会だからこそ、このようにお話はじっくりできて盛り上がりできたと思います。

話の内容も幅広くわたっています。
例えば: ・中国人は当たり前のように席をすぐ譲る行為に絶賛
・中国大陸は香港や台湾の人と行動や言葉遣いはだいぶ違う……
・中国人はお客さんに食べきれないほど料理を出す。(現在は変化があるのか?)
・焼き餃子の物語
・割り勘しない中国人
・中国社会の人間関係……

交流会後は名刺交換の時間を設定し、アンケートも書いてもらいました。
今後も神戸交流会をよくしていくように、皆様のご意見とご感想を参考させて頂きます。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

今後とも宜しくお願いします。

 

第8回神戸日中交流会 2010/10/30

テーマ:「中国人の家族付き合い方について」

中国人は家族を何より大切にする民族であると言われています。

それでは、中国人は家族同士がどのように付き合っているのか、その些細なことまでみてみましょう。
私の経験と観察したことを基づいて、皆さんに中国人の家族付き合い方を紹介していきます。
また、当日、参加している中国人の方にも直接聞いてみましょう。
日中文化を理解するために、少しでもご参考になれば幸いです。

当日の流れ:

1.神戸日中交流会の紹介→
2.主催者・参加者の自己紹介→
3.ミニプレゼンテーション
「中国人の家族付き合い方について」(参加者とディスカーションをしながら進める予定)
4.ディスカーションテーマ:「日本人の家族づきあいは?」

お知らせ
【主 催】 一粒中国語教室 李 維娥
【開催時間】毎月最終土曜日 14:30~16:00
(今回の第8回目は10月30日)
【場所】ローレル元町ビル4F
→ JR・阪神元町駅東口より1分
【参加費】200円(お茶など)

中国人の家族の付き合いに関する内容

ポイントリスト

・中国人は何より家族の絆を大切にする。
家族は最も信頼できる最小単位のネットワーク

●親孝行するのが中国の伝統文化である。(両親は自分を育つのに苦労したので、少しでも恩返しするため尽くしていきたい考え方を持っている人が多い)

ケース1
ご両親は60代ぐらいになると、子どもたちは定期的に親に仕送りを送ったり、会いに行ったりする。親と遠く離れた場合はご両親を呼んで、自分の家に短期あるいは長期滞在してもらったりする。

ケース2
ご両親と一緒に買い物をするとき、仕事のある子供(兄弟がいる場合は稼げている方)がお金を払い、重い荷物を親に持たせない。

ケース3
ご両親に会いに行くたびに、年寄りの健康に良いものや果物などを買って持って行きます。
ご両親はおいしいご飯や食べ物を用意して、子どもの帰りを待っている。

ケース4
父親しかいない家庭は、娘や義理娘は定期的に掃除の手伝いに行ったりする。

ケース5
兄弟たちはお互いに助け合い、兄弟の子供にもできることを精一杯で応援する。
また、兄弟が多い場合は、上の兄弟は下の兄弟に学費を支払ったりすることも普通。
※1978年頃からは田舎や少数民族を除き、中国は一人子政策をとっているので、兄弟の助け合いの経験を持っていない80後、90語の方が多いと考える。

●親も一所懸命子どもの力になろうとする
ケース1
孫ができたら、お爺さんお婆さんは一番喜び。少なくとも1,2月間ぐらいをかけて、赤ちゃんを産んだお母さんの支度や、赤ちゃんの面倒を全般的にする。

ケース2
お爺さんお婆さんは孫の面倒を見ることは当たり前だと考え、喜んでする人も多い。学校の送り迎えや、お散歩、躾などもきちんとする。

おまけ:
◆一人子政策の中国は、子どもに対する期待が大きすぎで、子どもへのプレッシャーも大きい。また、80後(1980年代に生まれた人々)や90後(1990年代に生まれた人々)はご両親や父親側・母親側のご両親のことを面しなければならないという社会的な課題に直面している。……
◆中国の家族呼称は子どもに合すのではなく、「自己本位?」との考え方を持っている。

第7回神戸日中交流会 2010/9/25

日中交流会の内容

言葉は文化や考え方に左右され、同じ言葉を使うにも、理解が異なってくる場合があります。

その理解度によって、コミュニケーションの出来上がりはかなり差がでるでしょう。

今回は中国人からみた日本語の形容詞および体系性を焦点にしてみて行きたいと思います。
形容詞の使いかたは外国人の日本語学習者にとってはもっと難しいひとつであると言われています。
例えば・・・

1.日本語の形容詞の特徴

◆間接な命令を持つ?

「熱い」と言ったら、→「窓を開けましょう」
「寒い」と言ったら、→「窓を閉めましょう」
「うるさいな」→「静かにしろう」

◆情況依存(感覚や感情の細やかな変化と連動を持つ)

話す相手によって、微妙な変化
例えば、「熱い」は「あつっ、あちっ」との言い方がある。
「おいしい」は「おいちぃっ」とか

◆変化のバリエーションが多い

例えば、「痛い」はこんなにいっぱいできます。
「いたっ」「いてっ」「いたぁ」「いたた」「いてて・・・」。
中国語はこのような変化できません。
また、形容詞一文字ではほとんど使わないのです。

例えば、ドアにぶつけたら、日本語は「いたい」と叫ぶことに対し、
中国語は感嘆しの「あー」で叫ぶでしょう。

2.日本語の体系性は壊された。

日本語は外来語により、体系性が壊されていると見られる。
例えば:
酒:日本酒
ワイン
ビル
中国語をみてみると、どちらも最後に「酒」をついています。
酒:日本酒
葡萄酒
ぴぃ酒
……

第6回神戸日中交流会 2010/8/28

テーマ:中国人の口癖の啊? (第2声)”について

当日の流れ:

1.神戸日中交流会の紹介→
2.催者・参加者の自己紹介→
3.ミニプレゼンテーション
中国語の”啊 (第2声)”について」
(参加者とディスカーションをしながら進める予定)
4.参加者のご感想・ご意見

神戸日中交流会からのお知らせ

【開催時間】毎月最終土曜日 14:30~16:00
(第6回目は8月28日、第7回目は9月25日となります。)
【場所】ローレル元町ビル4F → JR・阪神元町駅東口より1分
(神戸元町総合officeの応接ルーム内)
【参加費】200円(お茶など)
※飛び込みでのご参加ができますが、事前にご一報を頂ければ幸いです。

内容:

 

1.背景(気づき)

◆中国語の中に、”啊(あぁ)”は年齢に関係なくよく使われている。
◆日本人は”啊(あぁ)”(”啊”は中国語の発音の第2声”以下は説明を省略する)”を聞いたら、発言者に対する印象が悪くなり、イライラする人も少なくないようだ。
⇒日本に滞在している中国人が、無意識に”啊(ああ)”と言うことで、本人が知らないうちに聞く相手である日本人に誤解され、人間関係が崩れてしまう場合もある。

私は来日後、日本人と会話する時、無意識に”啊(あぁ)”を発言することによって、怒ったりされたことがある。

日本人の友人の援助を受け、日本語で会話する時に、意識しながら”啊(あぁ)”を発言しないようになったのが、すでに日本在住して3年目のことである。私も含めて中国人の留学生が少なからず、体験にしていることではないだろうか。

 

誤解を避けるために、このような感嘆詞への理解を深めておかなければいけない。
しかし、現在は、感動詞に対する研究や議論が極めて少ない。

2.目的

日中民間交流がうまく機能していく上で、中国人が頻繁に使われる感嘆詞の”啊(あぁ)”を取り上げて論じていきたい。そして、日中の”啊(あぁ)”の意味の違いを比較し、それぞれの差異を明らかにしたい。
……

 

 

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