神戸三宮一粒中国語教室の李です。
台湾戸籍の翻訳は2012年から受けております。
台湾戸籍の翻訳は、年号の計算方法と幾つか難しい語彙を覚えてしまえば、それほど難しくありません。
難しいところは何かを言えば、手書きを読めるかどうか、そして戸籍のフォーマットを作れるかどうかですね。
ここには、年号の計算方法と台湾戸籍の翻訳時に参考できる語彙10を紹介します。
台湾戸籍の翻訳時に役立つ年号の計算方法
台湾戸籍の資料を見ると、年号は西暦ではなく、民国〇〇年で記載されています。日本語に翻訳する際は、これらの年号を西暦か場合によっては和暦に変換しなければならないです。年号をいちいちネット等を使って換算していく作業は意外と時間がかかります。ここに簡単に計算できる方法を紹介します。まずは、台湾の民国元年はいつかを覚えておきましょう。
民国元年(1年)は1912年です。
民前1年は1911年です。
台湾の民国元年(1年)は1912年なので、
民国○○年に「1911」を加えていくだけで西暦の年号になります。
⇒ 国民○○年+1911=西暦○○○○年
1+1911=1912
例えば、今年は民国109年、西暦の○○年になるでしょうか。
「109+1911=2020」
答えは2020年です。
西暦から民国に変換したい時は、引き算したらよいですね。
⇒ 西暦○○○○年ー1911=国民○○年
例えば、今年の西暦2020年は民国○○年でしょうか。
「2020ー1911=109」
答えは民国109年です。
一方で、民前の年号の計算次のようになります。
民前の年号は1912年(民国1年)のN年前になるので
「1912-N(民前の年号)」で計算すれば良いのです。
例えば、民前6年の西暦は:
「1912-6=1906」、1906年になります。
上記の計算式に基づいて計算すれば、毎回時間をかけて対照表を一々見なくても済むのです。
台湾戸籍によく出てくる語彙10
1.戶長 :戸主
2.不具:不具(例えば:聾・啞など)
3.出生別:続柄(例えば:長男、次女など)
4.日據時代:日本統治時代
5.續柄:筆頭者との続柄(例えば:妻、長男、叔父、姪など)
6.阿片吸食:アヘン吸飲
7.浮籤:懸紙
8. 分戶:分籍
9.除戶:除籍
10.稱謂:親族名称
以上、台湾戸籍の翻訳に少し役立てば嬉しいです。
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