中国語の“本来”と“原来”の違い

神戸三宮一粒中国語教室の李です。
受講生の中国語の作文などから、“本来”と“原来”を混同して使ってしまうケースがちょこちょこ目にします。日本語訳はどちらも「もとの」と訳せるので、これは混同させる一因なのではないかと考えます。
ここには日中中日辞典の解釈をペースにその違いについてまとめてみたいと思います。

中国語の“本来”と“原来”が名詞を修飾する場合

中国語の“本来”と“原来”はどちらも日本語の「もとの」との意味を持ちますが、意味合いが違います。

“本来”+名詞:「本来の、もとの」+名詞

例えば
◆〜的计划
もとの計画.
(※その後の変化にマイナス的な感情があるというニュアンスがある)
◆事物〜的矛盾
事物に固有の矛盾.

“原来”+名詞:「もとの.もともとの」+名詞

○〜的计划
もとの計画
(※今は計画が変わり新しい計画が出たというニュアンスがある).
○那份图样是〜的,这份是最新的
その図面はもとのもので,これは最新のものだ。
(※“本来”はこの例のようなに“本来的”の使い方は基本的にしません。名詞を修飾するときは“本来+的+名詞”の形になります。

中国語の“本来”と“原来”が副詞として使う場合

“本来”も“原来”も副詞としても使われています。

“本来”:副詞として使う場合:

1.もともと.元来.以前.
後の状況とはもともと異なっていたことを表す
◆大会〜定于星期六举行
大会はもともと土曜日に開催することになっていた。
(※今は予定が変わり、変わったことにマイナス的な評価やちょっと残念な気持ちというニュアンスがある。)

2. もともと…だ.
道理からして当然そうあるべきことを表す
◆自己的工作〜就应该自己完成
自分の仕事はもとより自分でやり遂げなければならない.

3. 当たりまえだ.当然だ.
“……么〔嘛〕”の形で文頭にくる.
◆〜嘛,学习外语就得děi下工夫
(当然だよ,)もともと外国語を習うには努力しなくちゃ.

“原来”:副詞として使う場合:

1. もとは.以前には.当初は.
 いまはそうではない意味を含む
◆〜这个地区dìqū的交通很不方便。
以前この地方は交通がとても不便だった.
(※今は便利になったとの意味が入っている。)

2. なんと(…であったのか).なんだ(…であったのか).
それまでは気がつかなかったことに気がついたときに発する言葉.
◆〜他们并没走,我还以为他们走了
なんだ,彼らはまだいたのか,もう帰ったと思っていたよ。
◆〜如此rú cǐ.
なるほど。そうだったのか。

区別するポイントとなる部分は太文字にし、例文には※で追加説明をしてみました。
中国語学習の方、良かったら、ご参考ください。
Let’s元気よく楽しく学びましょう!!

一粒中国語教室

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