中国語との同形異義語の例

神戸三宮 一粒中国語教室の李です。
2007年から様々な中国語の証明書を日本語に翻訳してきました。
日中翻訳の際は、同型異義語に注意を払わなければならないです。
ここに、証明書や契約書にもよく使われる「单位、合同、经理」を取り挙げて論じたいと思います。
※この内容は2017年12月ビジネス中国語研究会で発表した内容の一部です。

中国語の「単位」の意味について

中国語の「单位」は日常用語から法律用語までは幅広く使われている。日本語でも「単位」との言葉があるが、意味が異なるので、翻訳する時は実際の内容に合わして、言葉の選択を吟味しなければならない。中国語の「单位」を辞書で調べてみると、次の4つの意味を挙げられている。

1(計量・計数の)単位
◆货币单位 ⇒貨幣単位

2機関・団体またはそれに属する各部門
◆直属单位 ⇒直属部門
◆行政单位 ⇒行政機関

3勤め先、勤務先、所属先、
◆你是哪个单位的? ⇒どちらにお勤めですか。

4〈法〉単位、法人
◆事业单位 ⇒(学校・病院など)公益事業法人組織

※学課の「単位」は普通,“学分xuéfēn”を用います。

その他の例:
◇禁止用人单位招用未满十六周岁的未成年人。
⇒雇用主が16歳未満の年少者を採用することを禁止する。
◇以户为单位
⇒戸を単位とする。

中国語の「合同」の意味について

日本語の「合同」の意味が「2つ以上の主体が共同で何かをする」だということで、例えば「合同開催」という言葉があります。しかし、中国語の「合同」の意味は「契約」であります。

例えば:
劳动合同  ⇒労働契約
签订合同  ⇒契約締結
合同条款  ⇒契約条項
厂房租赁合同⇒賃貸借契約書
合同标的物 ⇒契約対象物
合同当事人 ⇒契約当事者
合同类型  ⇒契約タイプ
合同生效  ⇒契約が発効する

中国語の「経理」の意味について

日本語にも中国語にも「经理」という言葉ありますが、それぞれの意味が全く異なります。中国語の「经理」は経営、管理の意味を表し、主に企業や商店などの経営管理者を指します。
例えば
◆总经理⇒総経理
◆财务经理⇒財務部長
◆业务经理⇒営業部長
◆部门经理⇒部長

一方、日本語の「経理」は財務会計のことを意味し、財務会計の仕事をする人を指す。例えば、「経理担当」、「経理部長」などのような言葉があります。

本日はこの3つの例について見てみました。いかがでしたか。少し気が緩んだら日本語の意味で捉えそうになりますね。
中国語と日本語の間ではこのような同形異義語がいっぱいあり、楽しく覚えていきたいですね。

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